夢を買う

ジャニーズという深い沼

「東京ドームから始まる」の意味

2019年8月8日。Jr.界隈のXデーになることは覚悟していた。何かしらのことが発表になること、そしてその「何かしらのこと」がのちに実際発表されることだということも想定内のつもりでいた。

公演が始まりOP映像が終わった時点で、SixTONESSnowManをメインに据えたコンサートであること、あくまで同じ線に立っていると信じていたTravisJapanはその一歩後ろにいることを察した。それでも東京ドームという会場で大勢のJr.を率いてヲタクを煽るTravisJapanは本当に眩しくてカッコよくて、スノストを除く総勢でのCan do! Can go!に黄金期が再来していることを確信した。ジャニーズJr.というコンテンツの歴史も未来も全て感じさせるcdcgってすごいよね。

トラジャコーナーのトラジャは息を呑むほどカッコよくて強くて美しくて輝いていた。おそらく従来のトラジャの印象を変えた曲であるLock LockとVOLCANOという選曲と、そのアレンジにも強い気合と意志が感じられる気がして、幾度となくYouTubeで動画を見た曲なのに鳥肌が止まらなかった。トラジャのパフォーマンスは大きな会場でもよく映える圧巻の芸術作品だなぁなんて思った。

ようやく登場したスノストの各コーナーの印象は正直「あぁメイン来た(笑)」という感じ(自分でもそんな軽い印象かよって思う)。たしかにそのステージは圧巻だし歓声の大きさもさすがだなあとは思ったけど、あくまでこの2グループがメインに据えられていると察している以上なんだか少し斜に構えていたのかもしれない。そしてそのステージを見て図らずもスノストこのまま今日デビュー発表しそう〜って思わずにいられなかった自分にもきっと納得できてなかった。

そんなモヤッと感はとりあえず見ないふりをしてなんだかんだ他のグループのシャッフルや孤高の無所組のパフォーマンスも楽しんだし、腹筋太鼓はペンラを光るバチにされるわ外周のおちびちゃんたちはエア腹筋太鼓するわで声出して笑ったし、ドドド定番ジャニ曲メドレーで総勢300名超全員がごちゃ混ぜになりながらドームの中を歩いている映像を見てツンプルにすげえわ〜ってニマニマした。我が自担しめちゃんのかわいい姿もたくさんカメラに抜かれていて、ヲタク呑気にご満悦でした。

そして始まったMC。紹介しきれないくらい色んな人が色んなお知らせがある中で、トラジャとストは公式インスタ開設!スノはweibo!とまさかの公式SNS開設にびっくり仰天したり、一昨日に公開されていた虎者のテーマソング「Namidaの結晶」のMVを少し長めに解禁してくれたことに大喜びしたりしたけど、お知らせがスノストから始まらなかったのは今考えれば少し違和感だったよな。

色んなグループのツアーがガンガン解禁されてスノストのツアーも発表されて、逆にデビューは?笑 なんて余裕ぶっこいていた矢先、お知らせが終盤に差し掛かるとともにスノスト以外のJr.が捌けていくのを見て胸がざわつくのを感じた。ジェシーの「大事なお知らせ」という言葉でそれまでの約1時間半、否それよりも前から過ぎり続けていた予感が確信になった。2グループ同時デビューの発表。ぶっちゃけ発表直後は素直に「ですよね〜!おめでとうね!!」って思えていた。トラジャを応援している身としては情けないことだけどスノストより先にトラジャがデビューすることは無いと思っていたし、はいびとかなにわに越されるよりは納得できるかなという感じで(はいびとかなにわには本当ごめん)。以前たしかJr.維新でちゃかちゃんが「今はメンバーみんなそこまでの焦りはない。そりゃ不安はあるけど信じるものを信じて確実にやっていけば結果は出ると思ってる」というニュアンスのことを話していたのが印象に残っていて、その「そこまでの焦りはない」という言葉の印象も相まって良い意味でトラジャは少し落ち着いているように思っていた。どこか一歩引いて見ているような。だからなんとなく受け入れられるつもりだった。

でも冒頭にも書いたように覚悟していたつもりだったし受け入れられる気がしていたのに、どんどん心が重くなっていくのが自分でも分かった。発表後のFire stormで花束持って涙を浮かべるスノストを整理がついているようでついていないごちゃごちゃの感情で眺めて、そしてファイアビで映ったのえるくんの泣き顔で情緒が壊れた。ああ、悔しいよな。そりゃ悔しいに決まってる。きっと悔しいだけの感情ではないだろうけど、ずっと同じ線で戦ってきたお兄さんであり戦友のような2組のデビューを祝う気持ちだって少なからずあったとは思うけど。冷静で頭の切れるのえるくんがあんなに表情崩して泣いているのは見たことがなかった。涙を流すのえるくんの肩に優しく手を置くしめちゃんの表情も脳裏から離れない。分かりやすくは出さないけれど悔しそうにする松松も、平静を装っているように見えたしずちゃかんちゅも、きっと悔しいを筆頭にした色んな感情を抱えてあの場に立っていたんだろうなぁ。落ち着いて一歩引いて見ているように思っていたけどそれと諦めは全然違うことだったと気付かされて、その全く異なる想いを知らず知らず混同していた自分が情けない。

発表の後の夢ハリ、新体制になって初の少クラと同じくらい強い決意と凄みが滲み出ていたように思う。新調したタップシューズも素敵だった。「行くしかねえだろ!」と叫んだのえるくん。少し目が潤んだ満面の笑みでもはや恒例の「みんなも一緒に!」を叫んでくれたちゃかちゃん。最高にブチ上がったよ。誰がなんと言おうとあの公演の中で1番輝いていたパフォーマンスだった。トラジャは本当にカッコいい。

その後の記憶は急にだいぶ曖昧だけど、ローラースケートでわっちゃわちゃしながら走り回っていたコラボコーナーではゲラゲラ笑ったり、かと思えば歌唱選抜の美しい空間に引き込まれたり、その合間合間にごちゃまぜの感情が押し寄せてきて沈んでいたり、完全に情緒不安定のまま公演を観ていた。カメラ抜かれるちゃかちゃんがその度に最高にカッコよかったこと、のえるくんが超ノエルってたこと、しめちゃんがあまりカメラ抜かれなかったことは覚えている(笑) でもラストにきーぽん歌ったのはスノストラブトラ四つ巴時代にJr.担になった私としては"エモい"に尽きるEDだったかなぁ。配信ではEC以降観られなかったのでここで終了だけど、その後ほぼ放心状態で夜ご飯を食べた。その頃にはスノストを見ることが少し辛くなっていた。

 

 

デビューの件、本人たち以外は事前に知っていたのかな。聞かされていたとしたらトラジャはどんな想いでリハをしたのだろう。どんな想いでスノスト登場までの煽りをしたのだろう。直接事務所のスタッフから聞かされていなくてもリハの時点でそれこそ察しのいいのえるくんなんかは気付いていたんじゃないかな、仲の良い京本会あたりは聞いていたりもしていたんじゃないかな、なんて考えている。突然のことで動揺を隠せないという感じではなかったよね。あの公演の冒頭からずっとトラジャが放っていた強い気合と気迫は、スノストへの色んな想いから生まれていたのかもなーと思ったり。

 

正直スノストのデビュー発表までは、この時代先に進む道はデビューだけじゃないと考えることもあった。スノストがもしデビュー以外の道でJr.を卒業することになっていたらその考えは変わっていなかったと思う。でもいざ2組のCDデビューが決まったら、トラジャの未来もデビュー以外考えられなくなった。語弊を恐れずに書くと、スノストがCDデビューするならトラジャがしないわけがない、そんな確信に近いものが心に浮かんだ。根拠は正直全く無いけれど、スノストのCDデビューが決まったことでトラジャのデビューも現実味を帯びた気がした。滝沢さんがJr.を統括することになって新しいことがたくさん始まってこの先どうなるか全く分からないまま約半年を過ごしてきたから、ようやく具体的に大きな進展を目の当たりにしてその構想のイメージに見当がついたような感覚なのかな。兎にも角にも、TravisJapanは絶対にこのままでは終わらない。

 

 

 

 

いつか必ず来るトラジャのデビューのとき、彼らにそれまでの時間を「辛かった」と言わせたくない。もちろん実際私の想像を絶するくらい辛いと感じることが何度もあったと思うし、他のグループには無い紆余曲折を経てきたことは知っている。でもだからこそ、苦労してデビューに漕ぎ着いたという印象にしたくない。彼らは長年頑張ったからデビューするんじゃない。ヲタクの強い支持だけで続いてきたグループじゃない。トラジャのメンバー自身がそれぞれ大切に大切に守り支えてきたトラジャの軸があるから、現時点での実力も将来の伸びしろも抜群の最強のエンターテイナーだからデビューするんだよ。 長年続けることなんて惰性さえあれば誰にだってできる。頑張ってるなんてJr.みんな同じ。それを上回る力があるからこそデビューするんだよ。トラジャを応援している身の主観で言えばトラジャには既にそれが十二分にあると思ってるけどそれは私がトラジャのことが大好きだからであって、客観的に見たら現状では何か足りないところがあるんだろうな。その何かを私たちのサポートで補えるように私たちも出来ることを全力でやるしかない。

 

2019年8月8日、私はTravisJapanに一生ついていく、そして彼らの夢を叶える手助けをすると誓った。今までもそのつもりでいたけどそれが確固たるものになった。TravisJapanがたくさんの夢を叶えることが私の夢。東京ドームから始まるのはデビュー発表したスノストだけじゃない。きっと参加した全てのJr.と、そのJr.を応援する全てのファンにとってターニングポイントになる公演なのだと思う。

 

 

後記

慣れない長文をモタモタと書いては消し書いては消しを繰り返していたら投稿するより先にサマパラがスタートしてしまった。 初日のチケット無いどころか労働に勤しんでいたけど、明るくたくましく「デビューするぞ!」って叫んでくれたというレポやステフォとしーくん誕のトラスタグラムを見てだいぶ心が晴れた気がする。少なくともこのブログの前半から中盤を書いていた時よりはトラジャを応援することの楽しさを純粋に感じられている。トラジャ大好きだなー。トラスタグラムがあまりにも素敵でめちゃくちゃテンション上がった。しーくんお誕生日おめでとうございました。いとしずや♡ 

『ABC座 ジャニーズ伝説2018』を観てきました

先日初めてABC座にお邪魔してきました!実は自担がいる現場ではなかったのですがめーちゃくちゃ楽しかった!!!ので感想を書きます。

 

そもそも今回なぜえび座にお邪魔したかといいますと、トラジャ出るかな〜分からないな〜一応申し込んどこ!と1公演だけ申し込んだのが見事に当たりまして。しめちゃかんちゅは「いまを生きる」への出演が決まっていたのでいないのは分かっていたけど、2017の映像を観て良いな〜と思っていたしトラジャがいなくても当たれば行く予定ではありました。にしても申し込み期間中に出演者詳細出ないのはやっぱ困りますよね…特に私はチケ取引苦手で出来るだけ避けたいので笑

 

しめちゃかんちゅ出演舞台「いまを生きる」にも何度か足を運んで、人生観変わるくらいの刺激を浴びて色々深く考えたりした期間の後のえび座観劇だったのですが、そんな状態(どんな状態?)でも余計なこと何も考えずにずーっと楽しく観られました!!初代ジャニーズの歩みをぎゅっとまとめた1幕はもちろん、2幕のショータイムが本当に楽しかった!ジャニヲタなら、というかジャニーズのエンターテイメントが好きな人間なら絶対に観てほしいステージでした。そしてジャニヲタゆえコンサートにもまあまあ行く人間でありながら、パフォーマンスに圧倒されて「これみんなで座ってじっくり見たい…」とか思うことがしばしばある私にとっては最高でした…笑  

 

ここからは1幕2幕それぞれ個人的にここ良かったわ〜好きだったわ〜という部分をつらつら羅列します。トラ4メインに観ていたのでかなり偏ってると思いますが笑

1幕。まずOPから良かった!調べたら新曲だったんですね。あの楽しいOPでガッと楽しい雰囲気に入り込めたのかもしれないです。これはOPだけじゃないですけど、えびメンバーととらめど(特に松松)がところどころアイコンタクトとって楽しそうに笑い合いながら踊ってるのがハッピーな世界すぎて、1人で行ったのに終始ニマニマしていました…やだキモヲタ…… 

それからデボーゾン邸のTravisわんこ紹介。本当は7匹なんだけどね!3匹(いま生き組)どっか行っちゃって!の流れすごく好きだったんですけど、さらに私が行った回は戸塚デボーゾン氏が「彼らは数日前までいまを生きていたらしいんだけどね!でも意外と近くにいるかもしれない」と言ってくれて幕間に調べたら慎太郎テラさんしめんちゅが見学に来ていたことが発覚。見学席見える位置じゃなかったけどたまたま行った1回と自担の見学がカブって嬉しかったですね〜〜! あれ何の話でしたっけ…(ダメブログ) 

あとはジタバタしがちな松倉くんがめちゃ可愛かったです。序盤の野球チームのシーンでエラーズださくない?と言われてダサくない!ダサくない!とジタバタ暴れてしばらく転がってるまちゅ、電報渡すときに滑って転んでとらちゅーぶ初回のヌルヌルばりにジタバタ暴れるまちゅ…このときは河合くんも一緒に滑ってジタバタしてくれてました笑 

ちなみに去年夢ハリをやったところが今年はとらめどでの新曲だったのですが、実は全く記憶にない…初めて聞く曲だとどうしても記憶から抜けてしまってダメです🤦🏻‍♀️ 少クラでも局動画でもいいからまた観たい!!!

まだまだ思い出すとたくさんあれも良かったな〜可愛かったな〜となるのですが次々と出てくるので2幕いきます。 2幕はなんと言ってもそれぞれのソロがめちゃくちゃ良かったですね!中でもはっしーの愛かた、河合くんのTonightが好きでした。愛かたはとにかくはっしーの歌声と白衣装トラ4のダンスが美しい。愛かたは祭りでやってましたが、こういう世界観の曲でしっとりかつピシッと踊るトラジャ良いですよね〜〜。Tonightはトラジャ担にはわりと馴染みある曲ではあるけど、メインの河合くんはもちろんその両脇を固める松松がとんでもなくカッコよかった!!これTwitterでも同じことツイートしたんですけど、「狙うのはyou」の松倉くんがめちゃ良い顔してまして完全にズギュンとやられました…。

ソロ以外ですとCan do!Can go!とVanillaでしょうか。cdcgはド定番ですけどやっぱり良いですよね〜〜。モニターに流れてる黄金期の映像もブチ上がりました!!!Jr.メイン曲を置いてくれるのはありがたいです。 Vanillaは言わずもがな。これはそもそも曲が好きなのですが、5人のダンスとリンクする白と黒の映像の演出がサイコーでした…。少クラで再現してほしいな。(早速少クラにえび座曲リクエスト送った)

あとはなんと言ってもワンカメショー!えびはこういうの得意なイメージありました。まちゅカメラマンめちゃくちゃ良い仕事してたけどそのまちゅをそっとサポートしてたカメアシのとみけんさんもカッコよかった!ワンカメショー自体もとらめどの出来ジュっぷりが見られたのも楽しかったです。

 

昨日で全公演終了ということで改めて本当にお疲れさまでした! のえげんはこの期間中に国試まで受けてたみたいで本当に尊敬しました…良い報告が聞けるといいな☺️ 開演前は代行分しか買わないつもりだったステフォも終演後に第2弾だけではありますがトラ4のステフォ1つずつ買ってました。千穐楽で全て売り切ったみたいで本当によかった!あとは映像にさえ残ってくれれば悔いはありません…収録入らなかったみたいだけど今からでもどうにかしてください〜!モタモタしないで〜〜!(CV.ジャニー戸塚氏)

 

トラジャ担、始めました

デビュー組掛け持ちヲタクがトラジャ担始めました。

そもそもはと言いますとここ半年くらいずっと東京B少年が気になっていて、2月末のはいびークリエ決定を機に情報局に登録した…はずだったのですが。

情報局で現場のダイジェスト動画やら舞台裏動画やら見られることなんて知らなかったので、驚いたと同時に楽しくなっちゃって最初こそ主にはいびーばかり見ていたもののせっかく見られるんだからひと通り全部見るしかないだろうと。

そういうわけで連日就寝前に徒然なるままに湾岸ダイジェスト動画を見ていたのですが、そんなある日 夢に七五三掛龍也くんが出てきました(突然)。そのときの私はトラジャのメンバーの顔と名前がギリギリ一致しないくらいだったはずなのに、夢に出てきたのが七五三掛くんだということをはっきり認識していたんですよね。起きてから自分でも不思議には思ったのですがこんなことがあって気にならないわけないじゃないですか???

そこから改めてトラジャの湾岸ダイジェストを見たりあけおめ動画を見たり少クラを漁ったりなどしているうちに、転がるように七五三掛くん及び Travis Japan の沼にドボンしていました。シンクロダンスの印象からキビキビしているイメージだったのに蓋を開けてみたらやさしいのえるママとぽわぽわふわふわの元気な子どもたちだし、見れば見るほど、知れば知るほど、うわー好きだ!!推すぞ!!!!という感じ。新規の楽しいところですよね。

トラジャの結成から変遷やその経緯もざーっとではありますが調べて、紆余曲折を経て現在の新体制に至ることもなんとなく把握しました。私はその過程を見守ってきたわけではないけれど、だからと言って今からそれを掘り起こすことは敢えてしなくていいかなと思っています。私が好きになったトラジャは新体制7人のトラジャだし、私はこの7人を応援したい。過去も大事ではあるけど、きっと彼らはこれからもっともっと大きくなるし、このタイミングでトラジャを好きになった私はこれからを大切にしていきたいなと思います。

夢きっかけなんてもちろん今まで無かったし周りでも聞いたことないけど、都合のいいヲタクなので今では「これは導かれていたのでは!」などと思っています。

やや特殊な経緯ではありますが、そんなこんなでトラジャ担になることを決めました。 という話でした。